「寿命はどこまで延びるのか」と題したNHKスペシャル。老化を鈍らせ、寿命を延ばす効果があると見込まれる物質として「NMN」が取り上げられていた。NMNサプリがいいのか?NMN点滴がいいのか?
NMNはビタミンB3から生成され、体内でNADという成分に変わり、老化などの制御にかかわる酵素を活性化させる働きがある。
三菱商事ライフサイエンス、大正製薬、NOMON、日清ファルマ等、大手の価格は3万~6万円台が中心で通販サイトの安い商品は2000円台~販売している
米アマゾンで売られていたNMNサプリ22商品を米バイオ企業が分析したところ、過半の14商品でNMNがほとんど検出されなかったとする調査結果が示された例がある。
朝日新聞は楽天とアマゾンで売れ筋のNMNサプリについて、ラベルの表示どおりにNMNが配合されているかどうかを7~8月に調べた。各サイトで購入し、NMN(β-NMN)の配合割合の分析試験を検査機関に依頼した、その結果、40%のNMNサプリが検出できなかった
NMNが検出できなかった商品の一つは楽天で500以上のレビューがあり、もう一つはアマゾンで月間2千点以上が売れていると表示されていた。
それぞれの商品ページには、利用者のこんなコメントが並ぶ。
「体が若返るよう期待を込めて、初のNMNサプリを頼みました」
「認知症の症状がある母のために購入。少しでも効果があれば」
「飲んでから肌の調子が良く、朝もすっきり起きられるようになった気がします」
「点滴投与の危険性を知らせないまま勧めるクリニックが多いことには強い懸念があります。そうしたクリニックのホームページでは、米ハーバード大のデビッド・A・シンクレア教授の名前を挙げて、さも彼が点滴療法を開発したかのような宣伝が散見されます。しかし、デビッド教授は点滴療法を開発も支持もしていないし、公の場では言及もしていません。
リスクに触れず、科学的な根拠もない『安全性』を唱える宣伝があふれています。これは非常に懸念すべき状況です。だからこそ、私自身も含めて科学者は正しい知識を広めることに努めないといけない。何が分かっていて、何が分かっていないか。分かっていない部分でどんな危険性があるかを積極的に発信していこうと思います」
米ワシントン大の今井真一郎教授の取材による
中国から輸入した原料を日本の工場でカプセルに詰める工程をするだけで、最終製品のサプリに「日本製」などと表示される。
『発酵法』や『酵素法』、自然に近い形で作ったNMNは「βNMN」:もともと体内に存在してある、自然に体外への排出もできる
化学合成法で短時間に大量が作ったNMNは「αNMN」:体内に存在しないもの。
医薬品で50億円、サプリなら1億円がかかります
しかし、日本の法律にサプリや健康食品の定義はなく、スーパーに並ぶ野菜と同じ扱いです。安全な摂取量を臨床試験で確認するよう農家に求めることはように、サプリメントに規制を加えるのは現実的でない。
臨床試験にはコストがかかるので、価格が大きく変わるのは仕方がない、大企業は会社の看板があるので問題のある商品は売れないという事情もあるでしょうが、安全性を丁寧に確認して売ることで消費者に安心感を与える狙いもあるので、その分商品の定価が高い。
サプリメントは長期にわたって体の健康補助食品、だからこそ、安全性が必要。
安心して飲める値段の高いサプリが負担になるなら
飲むのをやめましょう!
運動と食事バランスに心掛けましょう
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